木の芽の香り



福井の足羽山で食べる木の芽田楽がおいしい
と、俵万智さんが本の中で書いていた。

私は、福井にいながら それを食べたことが一度もなく、
足羽山の茶屋が開店するこの時期に
やっと念願を叶えてきた。

茶屋はずっと変わらずに毎年あるのに
俵さんという人を通すと、とても
スペシャルなものに思えてくるから不思議。

食べたあとも、木の芽の香りの余韻が
残っていて、すてきな春の散歩になりました。

ワニさんコーヒー



旅人・中川ワニさんがやってきた。
気軽に楽しく〜と思っていた
参加者の中で、ワニさんはいちばん真剣だった。

ワニさんの話は、感覚を大事にしよう
みたいな話で、女の子向けな気がした。

ワニさんの入れ方をじーっと見て
味わい、自分でもやってみると
本当にコーヒーをいれるのが楽しくなってくる。

でももっとうれしいのは、誰かのために
コーヒーを入れること。
もっともっとうれしいのは、誰かに
コーヒーをいれてもらうこと。

思い立って



急に思い立って、宝塚へ行きました。
昔、住んでいたところ。

阪急電車、宝塚歌劇、アフタヌーンティールーム。
お決まりのコース
懐かしいコース。

ここのアフタヌーンティールームは、
大きい窓から外の景色が見えて好き。
いつか、友達とはしゃいだ席で…

レモンのチーズケーキをオーダーしたら
ひどくでかくて
2人分はあった。



にらめっこ



こいつあ、手強いぜ!
やれるもんなら、やってみろ
と言わんばかりの海の男

見てよ、この力こぶ
惚れ惚れするでしょう

王者に敬意を表しつつ
女どもはキャーキャー言いながら
そして、そのうち無言になって
年に一度の格闘を終えた

中華の甘いの




やられっぱなし。この一週間。
ここ2、3日は、中華の甘いの。
「中華蒸しパン」に「ココナッツミルクタピオカ入り杏仁豆腐」
そして、甘い香りのジャスミンちぃー。

せいろを開けた瞬間、ほわっと湯気の間から、ふっくら。
ガラスの器に、真っ白の、とろんとろんの、つるんつるん。
ノックアウト で おなかぽっこり。

逃げ場



僕の逃げ場は、喫茶店である。
河原である。
書店である。

何も手につかなくなると デスクでじっとしているのは堪え難く
「いや、ここにいなければならぬ」と自制しょうと
すればするほど どうしようもなくなってしまう。
とりあえずの逃げ場は 非常階段である。
それから運が悪いとすぐに同僚に見つかり、
デスクに連れ戻される。

やらねばならぬ と準備をしてはみるものの
やはりできないものはできない。
落ち着く場所がないので、
ふらふらとでかけるしかなくなってしまう。
時にはそんな日もある。

栗は栗の味で



なんだか最近 栗づいてます。
栗の姿って なんとも愛らしい。
昔、アラレちゃんに栗の形の頭の人が出てきたような。
ぷっくり。
とした姿は なんとも秋らしい。
天津甘栗を食べ出すと とまらない。 爪が黒くなる。

栗は、洋菓子よりも和菓子で食べるのが好き。
栗蒸し羊羹が好き。
栗まるごと そのまんまで入っているのが好き。

「栗は栗の味で」 というのは、
ある栗菓子屋さんに伝わる社訓のようなもの。
栗は栗の味で 勝負してこそ かっこいい。
栗は栗で、かもめはかもめで、あたしはあたし。 
善くも悪くも。


pinon-pinonにて



喜多村さんの器と京都から出張というコーヒー屋さんをめあてに
敦賀へでかけたのは先週のこと。

水晶浜、気比の松原と 浜は
いつもと全然違う顔で 人がいっぱい。
海水浴、花火、蛍… 風物詩を目にするたび
江戸時代に行ってみたいなあと思う。

自宅横の小屋に並べられた喜多村さんの器。
中庭ではもうすぐコーヒー屋さんが始まる時間のよう。

コーヒー屋さんは、夏休み少年をつれて
京都の美山からきていた。
丁寧にいれてくださったのは、ケニアとインドのコーヒー。

まるでね、時間を超えるみたいな気分になったの。
すーって。小説の中に入っていくみたいな。
そんな気になったコーヒーの味でした。

喜多村さんが作った小さな湯のみをひとつ買い、
笑顔で見送られて
またここへ帰ってきたいなあと 幸せな気持ちになった午後でした。